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姫の言いたい放題・自画自賛日記です。


by rinasamori
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シナリオのお話

1月13日付の感想文で、シナリオ形式の小説のお話をしました。
(あ、13日の金曜日だ! わーい)
公開可のコメントをいただきました。
えーと、改行は私が適当に入れましたが、全文引用です。

***

こんにちは、はじめまして。
いつもサイトのほう、楽しみにお邪魔しております。
感想を書くのが苦手なため、いつもロムばかりで恐縮ではございますが、小説を拝読するたびに、少女時代に戻ったかのように、胸をどきどきさせております。
さて、この度メールさせていただきましたのは、「本日の感想文」のシナリオについてのお話を拝読して、少し思うところがあったためです。
「単独では勝負できない作品」と書いていらっしゃいましたが、完成度の高いシナリオは読むだけで面白いですし、上演を前提としないで、小説のように読むことを目的とした脚本も少なくありません(ドイツ語では「レーゼドラマ」と言います)。例えばギリシア悲劇やシェイクスピア等は、上演して面白いだけでなく、テキストを読んでも感動したり、舞台とは違った味わいがあったりします。
すべてがそうとは言い切れませんが、シナリオだけでも面白いんですよー! と、戯曲の汚名返上になればと、不躾ながらメールさせていただきました。
面識がないにもかかわらず、このようなことを申し上げて、ご不快に思われましたら、たいへん失礼致しました。もし機会がありましたら、実際にお手にとってみてくださいませ(^^)

***

あら、恥ずかし。(*^^*)
書き手が、はじめから「読まれること」に優先順位を 置いているシナリオがあるなんて、てーんで知りませんでした。無知無知です。
とはいえ、あの文章を書いた時に、小学校の教科書にあった『夕鶴』やシェークスピアの作品など、シナリオ形式で書かれている文学作品を知らなかったわけでもありません。
もっと狭い意味で、シナリオという言葉を用いたのです。演劇や映画、ドラマを製作するためのシナリオです。
もちろん、シェークスピアも元々は演劇用に作品を書いているわけですから、目的はどうあれ、読み応えあるものもあるわけです。
でも、実際には役者の表情・舞台装置・アクションなどがないわけですから、相当の技量がなければ、文章作品として読ませるのは難しいのではないでしょうか?

たしかに書き手としてはお話がさくさく進むので、書きやすいかも知れません。
しかし、将来的に何か別の表現に化けることなしに、文章だけで味わってもらおうとすると、並大抵の技量では追いつかないのでは? と思います。
安易に書きやすさだけで選んではまずいぞ……って、気持ちです。

……と、偉そうにいう私も、漫画から
「文字だけだから、早く簡単にかけるかもーん!」
で、小説に転向したあまっちょろいヤツです。(^ー^;
その結果、やはり甘くはなかったですよん。むむむむ、難しいです。
たしかに、漫画よりは楽に書けるのだけど、漫画ほど伝わらないところがたくさんある。
やはり、最初のイメージで絵にしたい部分が、文章では伝わりきらない。表現方法が変われば、ストーリー自体も変更を余儀なくされてしまいます。
『妄想映画化計画』などをたて、自作のシナリオ化などを企てているのは、やはり絵になって動くギルティを見てみたいからなんですよ。

シナリオも書いてみたいです。とはいえ、私の場合、シナリオだけで作品になるか? と言われれば、間違いなく作品にならないと言うしかありません。
正しい定義はわかりませんが、私の中では、シナリオと小説は別のものです。
漫画と小説ほどの差があると思っています。
私の頭の中でギルティが動き回ったところで、絵無しじゃ話になりませんもの。
とてもとてもシナリオ単独で勝負できるような、技量は持ち合わせておりません。
(^0^;

このコメントをくださった方は、メールアドレスを添えてくださっていたので、その後、メールでここに書いた事よりも更に詳しい言い訳をたらたら書かせていただきました。(笑)
面識がない人の方がネットにはたくさん。
でも、いっぱい意見交換が出来て楽しいです。
これからもよろしくね。(^ー^)
by rinasamori | 2006-01-22 23:55 | 皆様からの応援歌