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姫の言いたい放題・自画自賛日記です。


by rinasamori
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どうして書くのか?

よくわかりませんが、疑問に思う事も少ないかも?

何で、ネットで公開しているんだろ? と、悩むことは、よくあるかも知れません。
そりゃ、人間ですから、必死に書いて公開して、でも何も反応がなく、壁に向かって書いているような……という気分に落ち込んでしまったら、やめよーかな? なんて思うこともあります。
かろうじて、アクセス分析が
「どうやら誰かが読んでくれているよ」
と、教えてくれるから、公開している意義を見いだせているし、時々感想をくれる人もいるし。
ああ、壁に向かって叫んでいる愚か者ではないよ、と、時々実感できます。
……にしても、それでも登録制にしたほうがいいのかな? とか、期間限定公開にしたほうがいいのかな? とか、悩むこともあります。
それは、まぁ、ネットの世界の色々を聞けばの話であって、自分の本望ではないかな?
本望は、多くの人に読んでもらいたい! ってことですから、敷居は低いほうがいいわけで。
(^ー^)

進化なのか、退化なのか。
わかりませんが、絵を書くのが好きな子供に、
「絵をたくさん書いたら、お菓子をあげるよ」
と言って、絵を書かせると……。
絵をたくさん書くけれど、その絵は雑になっていく傾向があるそうです。
絵を書くのが楽しかったはずだけど、絵がいつの間にかお菓子を得る手段になってしまう。
そして、お菓子がもらえなくなると、絵を書く目的が失われてしまい、あまり書かなくなる。
作品を誰かに読んでもらって、評価してもらえるというのは、なんだかお菓子にも似た甘いものです。何も評価もされず、読まれませず……の状態に戻って満足するのは、わりと辛いものがあるかも?
人に読まれてなんぼ、ってことは、けして否定できない。
自己満足で書ければいい、なんてことは、絶対にないところまで来ているとは思います。

ただ、何で書いているんだろ? もうやめちゃおうかな? ……と思うことは、今まで一度もないかも?
書かなくなることは、あるかも知れません。でも、おそらく何らかの形で、自分の書きたい物を表現しているような気がします。
書くのが好きだし、ストーリーを生み出して構築するのが好き。
苦手なのは、資料を生かすことかな? (^0^; かなり、嘘が入ります。
でも、そんな自分も好きなんですよね。物を書いている自分が好き。
だから、おそらく誰も私の作品を読まなくて、つまらないと匙を投げて、見捨ててしまっても、しばらく落ち込んでペンが止まることがあったとしても、きっと何やら書くと思います。

好きだからさ! と言えばそれまで。
でも、もうひとつは、作品のほうがきっと私よりも長生きできると信じているからです。
誰かが『作品には寿命がある』と言いました。
確かにそうなんです。多くの本が絶版になり、多くの歌が忘れ去られて、時代が過ぎてゆく。
その寿命ったら、一年? 半年? ってものです。
が、誰かの片隅に残って、どうにか生きながらえることができたら、それは永遠になる。私も私の作品が消えてしまったとしても、誰かの心の中で生き続けて蘇るかも知れない。
萩尾望都のアメリカンパイの一節が、私の執筆のパワーになっているかも?

**引用**

古い古い歌が
誰が歌ったのかわからないくらい古い歌が
それをつくった人のことも歌った人のこともすべて忘れさられ消えさっても
その歌は残ってるように
幾世代すぎても想いはともに時をこえ歌いつがれて
そこに残っているように
そんなふうに生命の消えぬ限り時の消えぬ限り
いや もしなにもかもが失われ消えても
果てぬ闇の底に想いだけは残るのだ
時の流れに星ぼしの輝きの下に
また幾千の命の中をどこまでもどこまでも
かけてゆくのだおまえの想いは…
by rinasamori | 2007-04-30 15:52 | 姫様主義